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浦安魚市場のこと

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浦安魚市場写真集制作委員会 2019年  B5サイズ 167ページ  フルカラー ーーーーーーーー 【またたび文庫の感想文】 浦安と名前を聞くとまず思い浮かぶのはディスニーランド。 高度経済成長を支える都市のベッドタウンとなるまで 浦安という地は、漁師町として栄えていた。 その面影をのこしていたのが、浦安市場であった。 浦安魚市場は、1948年から2019年までの71年間にわたりお営業していた。 戦後の路上市場に始まり、場所を移転しながらも、その歴史を紡いできた。 公設ではなく、各店の共同出資によって運営されてきたのだからすごい。 2019年、市場の閉鎖がきまる。 まちの生活史と密接に関わってきた市場の記録を残すべく 歌川達人を中心に、ドキュメンタリー映画や写真集、展示プロジェクトが動き始めた。 本書はその一つとして制作された写真集。 協同組合にのこされていた70年代の写真 浦安在住の写真家・野寺氏による人々のポートレイト写真 プロジェクト企画者の歌川氏、今井氏の撮影した、市場の最後をうつした写真。 ページをめくりながら感じるのは 時代を経ても変わることのない、市場に溢れる活気である。 変わりゆく自然や社会状況にあった浦安魚市場は 良い水産物を人々の生活圏に届ける営みを、 変わらず、続けてきたのだろう。 私が書くと安っぽくなるようで憚られるんだけど 写真にうつる市場の様子、人々の表情は、 その歴史や想いをじゅうぶんに語っている。 閉鎖式の時の、 組合のかたのお辞儀を撮った写真に 目頭が熱くなりました。

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