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絵にしかできない

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諏訪敦 大竹昭子 カタリココ文庫 2022年 文庫サイズ 88ページ ———————— 都内の古書店を中心に開催されてきた対談イベント「カタリココ」。 現代美術、絵画、写真、など、さまざまなテーマのゲストと対談し、朗読をする会。 このイベントを軸にした書籍レーベルが、「カタリココ文庫」である。 今回取り上げるのは、「カタリココ文庫」第10号。2019年におこなわれた、画家の諏訪敦さんとの対談が収録されている。 諏訪さんは北海道の室蘭出身。リアリズム表現を用いた絵画制作をおこなう。 舞踏家の大野一雄氏の臨終を描いた作品、故郷の室蘭や函館の風景を描いた作品、満州引き上げを経験した祖父を描いた作品・・・ 個人史の取材をもとにした、徹底的なリアリズム描写が迫り来る。 ”僕の絵は描写が細かいので、よく「写真みたい」と言われますけど、それは褒め言葉ではないし、むしろ逆です。人間だからこそこういう風に描けるのです”(p26) 主宰であり聞き手となるのは、文筆家で写真家でもある大竹昭子。1950年うまれの彼女は、ニューヨーク滞在経験などをもとに、小説やエッセイ、批評などの執筆活動を開始。 大竹さんによる的確な問いとトークの流れがきれいで、思わず読み通してしまう。学びの深い一冊、ぜひ。

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