


名取弘文 著
自然食通信社 2023年
A5変型 (10.6×20cm) 96頁
挿絵・装幀:小林敏也
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【出版社より】
アザマロ、アテルイ、コシャマイン、そしてシャクシャイン。
アイヌの地を侵略し圧政支配するヤマトに対峙し、
抵抗し、蜂起したアイヌの英雄たち。
叙事詩的スケールで、いきいきと、劇的に語られる
アイヌ民族の世界観と受難の物語。
モシリは 神々が造ったもの
山には 山の神がいる
山には 山の意味がある
川には 川の神がいる
川には 川の意味がある
神々を畏れ 山を畏れ 川を畏れる
われらアイヌは 森を伐らない
大地を掘らない
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ウタリたちよ わが名をとなえよ
われをだまして殺した者たち
われの仲間を恥ずかしめた者たち
われの仲間を殺した者たち
われらのモシリを奪った者たち
われらのカムイを笑った者たち
いつかマツマエも亡ぶだろう
いつかエドも亡ぶだろう
ヤマトも亡ぶだろう