



著者 榎本洋介
北海道出版企画センター 2009年
A5判 208頁
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【出版社より】
筆者は、歴史の勉強を始めた頃、「開拓使は北海道開拓のためにつくられた」
という高校時代に習った「開拓使」に違和感を覚えた。設立されたばかりの開拓使は、北海道開拓だけでなく、重大な課題を抱えていた。本書は、その一端をあきらかにしたものである。
【目次】
序 章 本書の問題意識と構成
第1章 開拓使の設置
第1節 蝦夷開拓御用掛と開拓使
第2節 開拓使の設置
小 括
第2章 樺太問題の発生と開拓使
第1節 樺太でのロシアとの摩擦事件の発生
第2節 蝦夷地問題の議論
小 括
第3章 北海道と樺太の状況と施策
第1節 北海道・樺太からの意見と報告
第2節 場所請負制への対処
小 括
第4章 開拓使問題の再論から札幌への本府建設へ
第1節 開拓使の施策の再編成
第2節 樺太問題の再議論から本府建設へ
小 括
終 章 本書の概観と今後の課題