




小田 康平
グラフィック社 2021年
B5サイズ 194mm×260mm
ハードカバー(紙スリーブケース付)
128 ページ
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【出版社より】
枯れ切られても再生するサボテン・多肉植物のたくましい姿。
現在の一般的な植物に対する「美しい」という価値観とは一線を画す、植物屋「叢」を主宰する小田康平が持つ審美眼。
ふだんは見向きもされない「台木を取るためのサボテン」や「生産農家の片隅に忘れ去られていた多肉植物」などに、植物が持つ「ただただ懸命に生きている姿」に美を感じ、それをより生かす鉢との出会わせ、新しい美しさを生み出す。
そんな小田のサボテンと多肉植物に対する言葉と、惹きつける写真。
【目次】
植物の楽しみ方/鉢植えに風景を重ねる/歪を愛でる/親木の価値/植物には未来があるからワクワクするのだ/古道具のようなサボテン/接ぎ木の新しい魅力/大地ではない場所で生長を続ける/生と死を併せ持つ姿/接ぎ木の可能性/選ぶという行為/欠落の美/経年変化を味わう/接ぎ木で遊ぶ/必死さこそが心を揺さぶる/切断面から見えること/作り手とサボテンの攻防/懸命に生きる姿/個性が大事/鉢合わせを考える/突然変異の栄枯盛衰/物語の中の植物/骨董品の目線/植物の知恵/コントラスト/極まった個体/愛すべき提灯/サボテンの印象を覆すサボテン/台木だって生きている/刺と棘/植物の色/サボテンの中にある景色/無駄のない形/やっぱり刺が好き/サボテンの密度/日本のサボテン 異国のサボテン
植物がもつ「生命力の強さ」ーー小田康平に聞く。