




池澤夏樹 著
ボーダーインク 2016年
四六判上製本 336頁
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【出版社より】
1994年から2004年まで沖縄で暮らした作家・池澤夏樹が記した、沖縄をめぐるエッセイ、書評、インタビュー、講演、掌編小説を、厳選して収録。
沖縄で暮らした十年と、そこで得た様々な思い。
単行本初収録、多数。
池澤夏樹、19年ぶりの沖縄県産本。前回は『沖縄式風力発言』でまだ那覇に住んでいたころ。あれからいろんなことがありました。
そんな思いをひめながら、ボーダーインクと池澤さんとの長年の結びつきから生まれた企画です。
解説は、宮里千里、編集担当は、新城和博。コラムマガジンWanderでのインタビュー、『島立まぶい図書館から眺め』に収録していた書評などボーダーインクならでのものから、単行本初収録の文章もいろいろ収録しました。
●目次
序 沖縄の十年とそこで得た作物のこと、それにこの先
自省
Ⅰ 沖縄のくらし エッセイなど
今なら間に合うヤンバル探検隊
編集は楽しい
与那国島は世界の中心
沖縄人のための越境のすすめ
変わるとしたら沖縄から
敗軍の将に会う
談話―辺野古レポート
のびのび野球と「悲願」 沖縄尚学高校野球部 春の甲子園優勝
おろかな魔物は直進する
沖縄料理原論、の序説みたいなもの
地元の食材
泡盛にあって他にないもの
村の暮らし
四軍調整官による講演の計画に抗議する
島影を追う
他